胸骨固定プレート Sterna Lock Blu

心臓・胸部手術後の胸骨固定の話

胸骨固定手術はどんな手術?

心臓や肺などの手術では、胸骨を切開してそこから臓器の処置を行います。
手術の最後に開いた胸骨を閉じてしっかりと固定する手術を「胸骨固定手術」といいます。実際に体の悪いところを治すための手術ではなく、体の悪いところの手術を行うために切開した骨をしっかりと固定しもとに戻すための手術です。

胸骨固定手術にはどんな医療素材を使うの?

一般的にどちらかの医療材料が使用されています。
・医療用サージカルワイヤー
・胸骨固定用プレート

ワイヤーを使用した胸骨固定手術

昔から胸骨固定手術に使用されているステンレスやチタン製の医療用金属ワイヤーです。針のついた針金のような形で、胸骨に巻きつけてよじって固定します。胸骨固定手術専用のものではなく、骨折の治療等にも多く使われる医療材料です。

固定方法

心臓血管外科や呼吸器外科の手術では胸骨固定手術において一般的には6本の医療用金属ワイヤーを使用します。患者様の体格や骨の強度に合わせて本数や巻き方を変えて使用されます。一般的には胸骨に巻きつけ、よじりあげて固定を行います。咳やクシャミ、呼吸、運動などで負担のかかりやすい胸骨においてはゆるみなどが生じないように注意して使用されています。

胸骨固定用チタンプレートを使用した手術

体が大きい筋力の強い患者様や骨の治りが遅い患者様の胸骨固定手術の為に、米国で開発され2003年使用が始まりました。チタン製のプレートをスクリューで固定する胸骨専用の医療材料です。今では早期の骨治療や疼痛緩和、感染の予防に期待され世界で使用されています。

固定方法

心臓血管外科や呼吸器外科の胸骨手術では、ワイヤーや手術器械を用いて胸骨を引き寄せ骨を密着させたうえで3枚のプレートと20本のスクリューを使用して固定します。患者様の体格や胸骨の大きさ、形、骨組織の強さにより6種類の胸骨用プレートと、7種類の長さのスクリューを組み合わせしっかりと骨組織を固定する事が可能です。

胸骨固定用プレートはどんな人なら使えるの?

現在の日本の医薬品・医療機器法(旧名称 薬事法)において、医療保険で使用するには一定の条件に該当する患者様に限り使用できる医療機器となっています。

胸骨固定用チタンプレートは手術後取り外す必要があるの?

胸骨固定用チタンプレートは、人の体の中に永久的に留置する事が可能なチタン製の材質を用いて製造されております。一般的には取り外す必要はありません。
ただし、成長期の患者様が使用された際には骨の成長に影響が出る可能性がある為、取り外すことをお勧めしております。

手術後に気を付けて頂きたい事

痛みが少なくとも手術後すぐに骨が治ったわけではありません。胸骨固定用のチタンプレートの使用に関係なく、胸骨固定手術を受けた患者様に気を付けて頂きたい事は以下の通りです。

・医師の指示があるまでは、胸に大きな負担のかかるような運動や行動は避けましょう。
 例1)重い荷物を持たない。
 例2)つり革や手すりに体重をかけてつかまらない。
・離床や入浴などは医師の指示に従ってください。
・リハビリテーション等の運動に関しては医師や看護師、理学療法士の指示を守り無理のない範囲で行ってください。
・通院後の日常生活や仕事復帰は医師としっかり相談した上で決めましょう。
・上記以外にわからない事やお困りの事がございましたら医師までご相談ください。

心臓の手術を受けられる患者様へ

メディカルユーアンドエイからのメッセージ

心臓や肺などには様々な手術がありますが、多くの場合、胸骨を切開してそこから臓器の処置を行います。手術の最後に開いた胸骨を閉じ、しっかりと固定する手術を行うのですが、手術後の入院期間が短く、傷が早く治り、元の生活に早く戻れる事がとても大切です。

このような事から最近は、胸骨固定用チタンプレートを用いて患者様の負担が少ない手術が行われるようになってきました。患者様が手術について理解を深め少しでも安心して手術を受けて頂くためのお役に立つことを願っております。

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